皆さんは高知県四万十市を知っていますか?
日本最後の清流と言われ、全長196kmの四万十川が、最後に太平洋に流れ込む町です。
人口は3.2万人で、土佐の小京都と呼ばれ、山・川・海がそろった自然豊かな町です。
高速道路も以前よりは延伸して、昔と比べるとずいぶんと交通事情も良くなりました。
そこで、豊かな自然の中で子育てをしたい方や、退職後に自然に囲まれて暮らしたい方など、近年では移住者も増加傾向にあります。
今回は、そんな四万十市のオススメのおでかけスポット4選を紹介します。
高知県四万十市のオススメおでかけスポット4選!
四万十市の、リラックスできるおススメのおでかけスポットを紹介します。
為松公園
為松公園は、「ためまつこうえん」と読みます。
中村城(為松城)の城跡が公園として整備されたものです。
山頂には、お城の形をした四万十市郷土博物館が建てられており、四万十市に関する歴史や文化の企画展も開催されることもあり、四万十市のことを知ることができます。
春には500本の桜が咲き誇り、四万十市屈指の「桜の名所」としても知られています。
昼間はもちろん、ぼんぼりで照らされる夜桜も、とても美しく、花見客がたくさんいます。
ぼんぼりが飾られると、夜桜で花見ができるので
毎年楽しみにしています。
為松公園への行き方は?
公園には車で登れますが、道がとても狭いので注意が必要です。
花見の時期には、事故防止のためか、上りと下りで道を分けて、一方通行となっていました。
一条神社
一条神社は、「いちじょこさん」と呼ばれ、地元の人からとても身近に親しまれています。
応仁の乱で、京都から中村(四万十市は以前は中村市でした)に移ってきた一條教房公が、御所を置いた跡に建立された神社です。
毎年5月のゴールデンウイークには「藤祭り」があり、そこでは、一條教房公が中村にやってきた時の様子を再現した土佐一條公家行列を見ることができます。
時代衣装を身に付けた約100人の行列が、四万十市の中心市街地をぐるりと練り歩く様子は見応えががあります。
稚児行列の子供たちが可愛いです。
5月の陽気に汗をかきながら、最後まで頑張って歩く姿に
応援の声が飛びます。
11月の勤労感謝の日前後のの3日間では、「一条大祭」が行われます。
京都の下鴨神社からご神火をいただいて、提灯行列が行われ、祭り期間中の3日間はさまざまなイベントが行われます。
また、一条神社の下には一条通商店街があり、この通りはたくさんの露店でにぎわいます。
学校終わりの小・中・高校生が、友達同士や家族と一緒に夜店を楽しんでいます。
そして、初詣ともなると、近隣の町からも、たくさんの人が訪れ、大変な賑わいを見せます。
年末から練習したアルバイトの巫女さんたちが、出迎えてくれます。
高校生の巫女さんたちが寒い中、頑張っています。
イベントたっぷりの一条神社ですが、私のおススメは、なんでもない普段の日にふらりと立ち寄って、神社で飼われている猫をさわったり、御所の名残である、お化粧の井戸など、史跡の見学です。
ゆっくりとお参りできて、気持ちがリフレッシュできますよ。
一条神社への行き方は?
すぐ隣に商店街の駐車場があるので、便利な場所にあります。
四万十天文台
四万十市は、中村市と西土佐村が合併して四万十市になりましたが、西土佐村のころに、旧環境庁に「星空の街」として認定された、夜空がとても美しいところです。
「星空の街」として認定された時に設置されたのが、四万十天文台です。
現在稼働している天体観測ドームは、2代目となっています。
四万十天文台に初めて行ったら、もしかしたら、案内されたドームが、想像してたよりずっと小さくて、少しガッカリするかもしれません。
しかし天体観測が始まると、その小ささが良いと気づくはずです。
ガイドの方の説明のあと、代わるがわる望遠鏡を覗いていくのですが、少人数ゆえの一体感が生まれ、宇宙船の中ってこんな感じかも?というワクワク感でいっぱいになると思います。
四万十天文台への行き方は?
・
四万十市街地から西土佐地区までの道は、非常に狭いです。
車で行かれる際は、慎重な運転でお願いします。
四万十市中村地区から、四万十天文台のある西土佐地区までの道は、
本当に狭く、曲がりくねった道が続きます。
すれ違い出来る場所も限られる道ですので、どうか慎重に、
ゆっくりと、安全運転で行きましょう!
くねくね道は、夜間はライトが目印となり対向車の存在に早く気が付けます。
しかし、イノシシやシカが飛び出してくることもあるので、やはり注意が必要です。
佐田沈下橋
私が特におすすめなのが、沈下橋です。
沈下橋とは、文字通り、川に沈む欄干のない橋です。
四万十川には、沈下橋が全部で60本余りあります。
もちろん普段は生活道として、ちゃんと通行できます。
一台ですが、車も渡れますよ。
橋なのに、なぜ川に沈むのか?
それは、台風などで川の水が増水した時に、橋に流木が引っかかって壊れないようにするためです。
橋から水面までの距離が近いので、橋の上から覗くと水の様子がつぶさに見れます。
特に夏場は、青々と透明な水を通して川底が見え感動すると思います。
四万十川を訪れたら、ぜひ一度、一本は見てほしいです。
ということで、比較的行きやすい今成橋、通称「佐田の沈下橋」をおススメします。
四万十川には、観光遊覧船の屋形船があります。
川下りをしながらお弁当を食べれます。
沈下橋の下をくぐる屋形船に出会えたらラッキーです。
毎年四万十の日=4月10日に、屋形船を使って船上結婚式が行われています。
全国から応募があり、私が見たときは、そのうちの1組が式を挙げていました。
佐田の沈下橋のたもとから乗船するので、行けば新郎新婦が見れます。
佐田の沈下橋への行き方は?
高知県四万十市のオススメおでかけスポットに実際に行った感想を紹介!
ここからは、実際に訪れた感想を紹介していきます。
為松公園に行った感想レビュー
ちょうど桜が咲いている時に行ってみました。
桜の時期だけ、ぼんぼりが飾られてました。夜桜がぼんぼりの灯りで照らされて、神秘的でした。
一条神社に行った感想レビュー
商店街に用事があり、そのついでに訪れました。
平日の昼間で他に人もおらず、のんびりとお参りできました。
看板猫が迎えてくれて、しばらく遊んでもらいました。
商店街の駐車場に車が止められるので、境内でお弁当を食べることもあります。
仕事の合間に、リフレッシュできます。
四万十天文台に行った感想レビュー
星空好きな娘の誕生日に、星空観測に申し込みました。
近くのホテル星羅四万十ロビーに集合して、歩きで観測ドームへと移動しました。
全然見えてこないな、と思っていると、想像してたのと違い、とってもかわいいサイズの観測ドームに到着。
参加者7人が入れるのだろうか?と不安になりましたが、ちゃんと入れました。
望遠鏡をみんなで代わるがわる覗いて、子供はうちの娘だけだったので皆さんに良くしていただいてありがたかったです。
佐田沈下橋に行った感想レビュー
四万十川の一番下流に架かるのが、佐田の沈下橋なので、四万十市街地から一番近くて行きやすい沈下橋でした。
橋の長さも291メートルあり、見た目も壮観です。
仕事で初めて沈下橋を渡ることになった時は、非常に緊張しましたが、
いざ渡ってみると、意外と幅があって、ほっとしました。
今ではいい思い出です。
まとめ
今回は高知県四万十市のオススメおでかけスポットを紹介してきました。
どこも、私が少し疲れたなと感じたときに訪れて、リフレッシュできるところです。
自然が好きな人なら、なおさら気持ちいいと思います。
自然と文化を感じられる場所で、少しゆっくりしたいな、という時によいのではないでしょうか。
また、皆さんの周りにもこういう場所があるか、目を向けるきっかけになれば嬉しいです。
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