皆さんは高知県土佐清水市を知っていますか?
太平洋に面した、四国の最南端に位置し、そのほとんどが「足摺宇和海国立公園」に含まれている自然豊かな町です。
人口は、約12,000人で、減少は続いているとはいえ、サーフィンをきっかけに移住してくる人もおり、新しいお店が開いたりしています。
文化的事業にも積極的で、歌手・演劇・三味線・お笑い・人形劇・映画・演奏会など、いつも積極的にイベントが行われている、文化的な町でもあります。
土佐清水市は、高速道路が通じていないので、訪れるには時間がかかりますが、四国霊場88ヶ所巡りの札所・金剛福寺がある足摺岬を目指して、徒歩や自転車、自家用車、バスツアーなどで、年間を通してたくさんのお遍路さんが訪れています。
今回は、そんな土佐清水市のオススメのおでかけスポット3選を紹介します。
高知県土佐清水市のオススメおでかけスポット3選!
土佐清水市の自然を満喫できるスポットと、歴史・文化を感じられるスポットを紹介していきます。
足摺岬あしずりみさき
足摺岬は、足摺宇和海国立公園に含まれる、四国最南端の岬です。
岬の展望台からは、270度の視界が広がります。
海を行くタンカーや漁船、その向こうには水平線があり、それが緩やかに弧を描いていて、地球の丸さを実感できます。
展望台は、朝日を見る絶好のスポットとなっていて、毎年元日になるとご来光を拝むためにたくさんの人が訪れます。
また、高さ18mの白く美しい灯台もあります。
日本でも最大級となる灯台で、その灯は大正3年に灯されました。
以来、足摺岬沖を行き交う船の航行の安全を守り続けています。
丸い水平線を見ると、地球が丸いことが実感できますよ。
足摺岬は「椿の岬」とも呼ばれ、足摺岬先端部には約6万本のヤブツバキが自生しており、毎年1月末から2月ごろ、見ごろを迎えます。
周辺には遊歩道整備されていて、約2,000mにおよぶ椿のトンネルが続きます。
木立を抜けるやさしい風を頬に受けながら、木漏れ日を浴びて散策すると、時間の流れがここだけゆっくりとしているようです。
ヤブツバキの花が見ごろの、2月の1か月間は「足摺椿まつり」が開催されており、例年最初の日曜日にイベント伴うお祭り日となっています。
お祭り日は、椿の苗木の無料配布やお茶のお接待、つみれ汁のふるまい鍋や地元特産品の物販コーナーが用意されます。
また、足摺岬のジオガイドツアー、足摺岬観光遊覧船などのイベントもあります。
足摺岬への行き方は?
駐車場は、足摺岬先端に20台、少し離れますが、第一駐車場に115台、東側駐車場にも50台が停められます。
金剛福寺こんごうふくじ
金剛福寺は、足摺岬にあります。
お遍路さんが巡る、四国霊場88ヶ所の第38番札所です。
高知県は、札所と札所の距離が遠く、四国4県の中でも、特に「修行の道場」といわれています。
その高知県の中でも、金剛福寺は、前の第37番札所岩本寺から約90㎞、車でも2時間はかかる距離があり、次の第39番札所延光寺までも約60㎞の距離があり、まさに修行と呼ぶにふさわしい道のりとなっています。
そんな金剛福寺の仁王門を抜け、境内に入ると、大きな亀の石像が迎えてくれます。
その奥に本堂があり、ご本尊の木造三面千手観音菩薩は、弘法大師が彫ったとされています。
本堂裏には、十三仏、千手観音などの鋳造仏が安置されていて、その数は108にものぼり見どころとなっています。
境内には大きな池があり、その周辺に大師堂、六角堂などの建物と大師像が立っています。
金剛福寺への行き方は?
足摺岬周辺なので、駐車場は同じく、足摺岬先端に20台、第一駐車場に115台、東側駐車場にも50台が停められます。
足摺海洋館SATOUMI
足摺海洋館SATOUMIは、2020年7月18日にリニューアルオープンした水族館です。
ただ魚の展示だけでなく、土佐清水市竜串の海や、足摺の自然環境を忠実に再現しています。
順路が示されているので、その通りに進んでいくと、「足摺の原生林~竜串湾~足摺の海」というふうに、山から海への流れをたどれる展示となっています。
海でどんな変化が起こっているのか、海を守るにはどんな手段があるのか。
楽しく見ることとあわせて、海を、環境を守るためには、どんな選択肢があるのか、考えることができます。
営業時間は9時~17時までで、最終入館が16時30分、休館日は「なし」となっています。
入場料は、大人1200円・小人(小学生~高校生)600円、未就学児は無料です。
年間パスポートがあり、大人1700円・小人(小学生~高校生)850円です。
年に2回以上訪れるなら、年間パスポートが断然おトクですね!
足摺海洋館SATOUMIへの行き方は?
高知県土佐清水市のオススメおでかけスポットに実際に行った感想を紹介!
ここからは、実際におすすめスポットを訪れた感想を述べていきます。
足摺岬に行った感想レビュー
地元有志が、椿まつりを盛り上げるべく、遊歩道のライトアップを行うという情報を聞きつけ、家族で行ってきました。
椿の見頃は1月下旬から2月、ということで、とにかく寒かったです!
それでも、ライトアップされた椿のトンネルはきれいで、行ってよかったと思いました。
トンネル以外にも、イルミネーションが飾られており、子どもとたくさん写真を撮りました。
本当に寒くて、ぶるぶる震えながらでしたが、光のトンネルが幻想的で、
娘が喜んでいたので行ってよかったです。
次回は、カイロ持参など、防寒対策をしっかりして臨みます。
遊歩道は、自然の木をなるべく傷つけないように造られています。
足元に木の根が出ていたり、横に伸びた枝をそのままにしている場所がありました。ライトアップの灯りばかりを見て歩いていると、根っこにつまずいたり、頭を枝にぶつけたりと危ないので、気をつけながら進みました。
金剛福寺に行った感想レビュー
家族でドライブのついでに初めて訪れました。
出迎えてくれた亀の石像がかっこいいと、子どもが喜んでいました。
とにかく敷地が広いことには驚きましたし、広い池とその周りに六角堂などが配置されているのもいい雰囲気でした。
保育園児の息子を連れて訪れました。
亀の石像がかっこいいと言って、喜んでいました。
大師亀といって、願い事を思いながら頭をなでるとご利益があるということを後で知ったので、ただただ、なでるだけでなく、願い事を思い浮かべてなでればよかったな、と思いました。
足摺海洋館SATOUMIに行った感想レビュー
階を貫く大水槽では、1階2階で見え方が違います。
下から見ると影ができてよく見えたのに、上から見下ろすと、色なのか反射なのか見えなく(見にくく)なったりします。
順路に従って見学していくと、山と海はつながっていることを実感しました。
森から水と共に出た栄養が、川を通って、海へをたどり着き、海の生き物を豊かに育んでいるサイクルが目に見えて分かりやすく、ぜひ子どもに見て欲しいと思いましたし、大人が見ても、気づきがあると思います。
特に小学生に見て欲しいです。
自分も自然のサイクルの中の一員だと気づくと思います。
まとめ
土佐清水市には、便利な高速道路はありません。
電車も汽車も通っていません。
大きなリゾート施設なども、もちろんありません。
しかし、少し不便だからこそ、多くの自然に触れることができます。
信仰と科学と、そして自然に触れられる土佐清水市にぜひ訪れてみてください。
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